マンションの賃貸か売却か悩んでいらっしゃるお客様について

いつも住まいスタジアムをご利用いただきありがとうございます。

「いまは都心のマンションに夫婦で住みたいけど、将来は実家に帰ることになっている」など、10年、20年後といった期間については自分たちが住む場所についてはフリーハンドだけれども、その後は引っ越して戻る家があるといった場合に、ある程度まとまった期間・どこに・どのような形態で住むのがいいか、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

先日、

・20年後にご実家へ戻られることが決まっている
・その間の住まいは、賃貸にしようか?それとも購入しようか?
・購入したい物件はだいたい決まっているのだが、決定打が無く困っている

というご相談いただきましたので、個人情報を伏せた形で紹介させていただきます。

お客様にご提案させていただいたご検討パターンは以下の3つです。

・このまま賃貸をずっと続けた場合
・マンションを購入して20年後に物件を売却する場合
・マンションを購入して20年後に物件を賃貸とする場合

このようなケースの場合、お引越しなさるタイミング(今回ならば20年後)に、その物件の価値がどのようになるかによって賃貸に出すか購入かどちらが得策か変わります。

基本的にどの物件でも、年月が経つにつれて物件の価値は下落していきます。さすがに20年後の物件価値判断は難しいものがありますが、将来どこまで価値が落ちると予想するか、そして20年間の住居費用と分譲物件における生活の快適性向上(=QOL)、資金的な余裕などを天秤にかけたうえでご決断なさることをおすすめいたします。

今回はお客様に、上記3パターンでキャッシュフロー表を作成し、どのような状況であればどの選択肢が有利なのかという、判断のポイントをお伝えさせていただきました。

住宅ローンを組むことにより団体信用生命保険がついてきます。これは住宅ローンの残債額が保険金である生命保険です。通常は住宅ローン金利の中に保険金が含まれているため、現在の低金利状況下ではある意味最も安く生命保険に入れる選択肢のひとつです。そしてその額分だけ、現在ご加入の生命保険を下げることができる場合もあります。そのあたりも加味して計算を行いました。

住宅購入には資金的な面だけでなく、日々の暮らしの満足感や、ご子息がそこで育っていく場という面もあります。資金計画や将来を熟考したライフプラン作成をサポートさせていただきますので、ご納得感が高い相談を提供させていただけると、確信しています。

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