メリットが大きい、ローンの借り換え

いつも住まいスタジアムをご利用いただきありがとうございます。

前回は住宅ローンの減税についてお話させていただきました。

ローン減税の落とし穴?

今回は視点を変えて借り換えについてです。
12年前に住宅ローンを借りられたお客様を事例としてご説明させていただきます。

ローンを組んだ当初の金利は3%。お客様は、その時住宅購入なさってから今まで12年間ずっとその状態のままで返済を続けていらっしゃいました。なんともったいない!

現在なら借り換えをした場合、金利は約1%となります。
そこでまずはキャッシュフローを作成させていただき、当初の3%だった金利のまま今後もローン返済し続けた場合と、現在借り換えを行い金利が1%になった状態で返済する場合のものをご覧いただきました。

その結果、同じ額を払っていても総支払額に800万円近くの差が出て、月々のお支払いも約3万円近く安くなることが分かりました。

ここで、そんなに安くなるならぜひとも借り換えをしたい!と思われたでしょう。
しかし、借り換えにはまとまった手数料が必要となります。

例えば3000万円借り換えするにはその手続きにだいたい60万円ほどの金額が必要となります。(銀行によって差はあります。)

今回のケースで考えてみると
800万円(借り換えによる総支払額の差) − 60万円(一時金)
= 740万円(実際にお安くなる額)
やはり借り換えをした方が総支払額が安くすむのです。

しかし、養育費や大きな出費の後など、一時金をさっと支払うのは少々厳しいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかしここで思いとどまっては損をします。
この場合は、一時金を借り換え後の住宅ローンに上乗せすることを検討しましょう。
つまり残り3000万円だったローンを3060万円とするわけです。
一見、ローン額が増額してしまったように思えますが、総支払額の観点から見ると借り換え前より格段に安くなるのです。

 

借り換えについてご存知でも、「そこまでは利益が出ないだろう」とか「面倒だ」と今後もそのまま状態でローン返済をしていこうとお考えの方は多いでしょう。しかし、長期のローンであるほど、借り換えのメリットは大きいです。特に10数年前に固定金利で借りられた方は今よりもずっと高い水準ですので、メリットが大きくでます。

2000年代前半に住宅ローンを借りられた方、一度ご相談にいらしてください。
条件が合えば、今後の総支払額を減少させることが出来ます。

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