学資保険は以前ほど美味しくない?教育費の積立について

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先日伺ったご相談者様は、お子様が生まれたことにより、お子様の将来の教育費について学資保険を検討中という方でした。今回は学資保険について考えましょう。

「学資保険」は、お子様の教育費などの補助を目的としているもので、お子様があらかじめ設定した年齢になるまでお金をおろすことはできませんが、その年齢になったときに、まとまった金額を受け取ることが出来るという保険です。

しかし2017年4月、保険の料率が低下したことに加えマイナス金利も影響し、最終的にもらえる金額がほぼ増えず、いままで払っていた保険料はお子様が事前に設定された年齢になるまで強制貯金しているだけの状態となってしまうのです。

もちろんその間の保険機能はありますが、目的が教育資金の積み立てだと目的に合わないケースも出てきてしまします。

では現在、将来かかってくる教育費を積み立てるにはどうしたらよいでしょうか?

ひとつめのご提案としては、マイナス金利がそのうち終わると予想して、マイナス金利政策が終わるまでは銀行に預けておいてから、今までのような予定利率の学資保険がまた出てきた際に検討するでも良いでしょう。

学資保険の性質として、運用期間が長い方が有利ではあるのですが、一度加入してしまうと今後予定利率が良くなったとしても加入した際の予定利率がずっと適用されます。ですので、現在のような超低金利下においてはあまりお勧めがしにくい商品になります。

もうひとつのご提案は、積み立てだけでなく、運用することまでをご希望の方にはNISAやジュニアNISAをご提案いたします。

すでにご存知の方もいらっしゃるかも知れませんがNISAでは、株や投資信託などを行う際に毎年120万円までなら運用益や配当金が非課税となる有利な商品です。しかし、株や投資信託なので、資産が増えるだけでなく減ってしまうリスクはあります。
教育資金のようにある程度まとまった確定した額が欲しいと将来お考えの方は、場合に損失が出ているタイミングとお子様の教育資金が必要な時期が合致してしまうと目的を果たせなくなってしまいますから、資金のうち一部を充てることをお勧めします。

金利面で考えますと、米・豪ドルなどの外貨金利は日本のような低金利ではありません。今後日本よりも外国の方が伸び代があるとお考えの方は、外貨建ての貯金や保険で資産形成するのもよろしいでしょう。もちろんこちらは為替リスクが発生します。

以上のような選択肢を紹介した上で、ご相談されたお客様にご提案させていただいたのは収入保障保険+貯金+一部ジュニアNISAです。

ご主人様がお一人でご家族を養っていらっしゃるということでしたので、万が一ご主人様に不幸があった時に家族が立ち行かなくなってしまいます。収入保障保険は生命保険よりも低額で済みます。お子様が巣立つまでの間、毎月一定額が支払われるもの、また、障害などでご主人様が働けない状況になってしまった時も保障されるものをご提案させていただきました。

大切なお子様の望む未来を応援し、成長の可能性を広げてあげるためにも、教育費について再度考えてみてはいかがでしょうか。住まいスタジアムでは、住宅購入とはまた別に、ご家族の将来のために安心していただけるライフプランを作成いたします。

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