最近雨模様の日が増えてまいりましたが、同時に夏らしい気温の晴日も続くようになってまいりました。いつも住まいスタジアムをご利用いただきありがとうございます。
マンションの購入を検討中している方の間で、お金に関する典型的な悩みは以下の通りです。
・今の状況(経済や家族など)で購入して良いのかわからない
・購入するにしても頭金をどれくらい払うか
・ローンをどのような形態で組むか
先日ご来店されたお客様のご相談は、「住宅ローンはどれくらい借りるべきだろうか」という方でした。
今回はマンション購入をご検討の際に、住宅ローン減税を効率的に利用する方法を紹介させていただきます。
貯金から頭金を多く支払うことが出来れば住宅ローンで借りる金額が少なく、その分の金利支払いを節約することができます。しかし人によっては、諸費用分だけ支払い、残りは全てローンとする方がメリットが大きくなる方もいらっしゃいます。
2017年現在、住宅ローン減税控除の概要は以下のとおりです。
控除期間:10年
各年の控除額の計算(控除限度額):年末残高等×1%(40万円)
*住宅取得において消費税を支払った場合において、最大40万円。非課税の場合、例えば個人が売主で中古仲介の場合20万円。
控除の額は一律残高の1%に設定されています。新築マンションもしくは、業者が売主の中古マンションの場合住宅価格に消費税が含まれます。住宅ローン10年目終了時点の残高が4000万円以上の場合、年収にもよりますが最大400万円の税額控除を受けることが可能です。サラリーマンにできる最大の節税策の一つです。
共働き夫婦の場合、それぞれが住宅ローンを組むとそれぞれの所得税(+住民税)から引くことができます。ご夫婦の収入からどのような割合でローンを組むと、最大限の減税を受けられるかという点についても考慮したうえご提案させていただきます。FPがご提案できるのはあくまでも一般論のため、ご不安であれば税理士同席も可能です。
頭金を少なくすることにより、手元に残ったお金で、10年後ローン減税が終わったタイミングに繰り上げ返済を行えば、利息も減りローン期間も短くなるというメリットも生まれます(デメリットは減った残債分だけの生命保険機能が失われること、そして期限の利益を喪失することです)。
家を購入するといっても、その支払い方法は様々です。今回とある一例をご紹介させていただきましたが、お客様それぞれに合った返済方法がございます。一人一人の状況をしっかりと見定めたうえで、最適な返済方法のご提案をお約束いたします。