購入か賃貸か?独身の方の住まい選び

いつも住まいスタジアムをご利用いただきありがとうございます。

日本の婚姻率が長期低下傾向にあり、また離婚率は上昇しています。
結婚という形をあえてとらず、今後も1人で生活していくことを望まれる方も多くいらっしゃいます。

1人で暮らすにも、長期的に落ち着くための家は必要です。そして、独身の方は、いまの家を賃貸しつづけるか(もしくは気軽に引っ越しを続けられるか)、それとも腰を落ち着ける場所を見つけ、購入するかで迷われる方が大勢いらっしゃいます。
今回ご紹介させていただくお客様(以下、A様)は、賃貸と購入の狭間でお悩みになられていらっしゃいました。

A様のお勤め先は、家賃補助が出る会社です。しかし、家賃補助は「賃貸時のみ」であり、購入されるとこの家賃補助が取り消されてしまうようでした。

ご希望のマンションのローン返済額+維持費の平均額は、いまのマンション賃料よりも高く、マンションを購入されると、入ってくるお金が減り・払うお金が増えてしまうことになります。

A様は「せっかく気に入ったマンションだが、見送るべきなのか。退職後でも良いかもしれない」とお考えになり、FP相談を申し込まれました。

早速、A様のご条件をヒアリングさせていただき、キャッシュフロー表を作成いたしました。

  1. 退職後も賃貸を選択する
  2. 退職後にマンションを購入する
  3. 今、気に入ったマンションを購入する

こちらの3パターンを作成させて頂いたところ
長生きすればするほど「今購入した方が有利」という結果になりました。

これは、住宅ローン終了前までは(住宅ローン+維持費)>同条件物件賃料となるものの、ローンを支払い終われば、維持費<<同条件物件賃料となるためです。

立地や間取りなど、せっかく気に入られた物件なので・・・と、A様は購入に関して前向きになられたようでした。A様に限らず、こうした独身の方の1LDK購入は都心方面で、最近増えていると感じます。

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この他にもありがちなパターンとして、「収支がほぼ同じ・貯蓄があまりない」などのご相談をうかがうことがあります。

私どもは細かい家計節約のアドバイザーではありませんが、このような方には

(収入)-(支出)= (貯蓄)

という考え方では、永遠に貯蓄はできない。

(収支)-(貯蓄)= (支出)

とアドバイスさせていただいてます。

すなわち、「出費した後に残ったお金が貯蓄」ではなく「一定額貯蓄したうえで残ったお金を出費」ととらえてやりくりをした方が貯金は溜まりやすい傾向にあります。手取り給与から最初から引かれる財形貯蓄は、貯め始めの方々にとってはとても良い貯蓄手段です。

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お住まいを賃貸にするにも購入なさるにも、最終判断されるのは、お客様ご自身です。

住まいは、単純に寝食の場所だけでありません。街選びの側面もございます。

将来の行く末を考えるのは、ご自身だけだからこそ、ご自身が満足できる最高のライフプランを求めて、今一度、見直してみてはいかがでしょう?

 

FP相談だけでなく「そもそもこのマンションの今後の資産性はどうなの?」「自分が考えているマンション、割高じゃない?」など、住まいそのものに関するご相談、住まいスタジアムのご利用をお待ちしております!

 

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